みなさんがアルバイトを始めようと思った経緯として、どんなきっかけがありますか?生活費や交際費などのお金を稼ぐため、今のアルバイト内容に不満があるため、成長の機会を得るためなど、人によってバイトを始めようと思うきっかけは様々かと思います。しかし、せっかくアルバイトをするのであれば、やりがいを感じられる職場環境で、のちの就職や転職にも活用でき、給料もしっかりともらえる仕事をしたいと思いませんか?そこで今回は、アルバイトをお探し中のみなさんにおすすめの、葬儀屋でのアルバイトを紹介させていただきます。ぜひ最後までご覧ください!目次葬儀屋でのアルバイト|具体的な仕事内容葬儀屋でのアルバイト!?と思った方もいらっしゃるかと思います。コンビニやスーパーでのアルバイトなど日常生活において馴染みのある仕事は想像がつきやすいと思いますが、葬儀屋となるとなかなか馴染みがなくどんなアルバイト内容か想像しづらいですよね。まず、人の死に携わるお仕事のため厳粛な場で笑顔などは不用意に見せてはなりません。ご遺族や弔問客の前では、落ち着いた態度での対応が必要です。それ以外の場での社員とのコミュニケーションは、一般的には良いようです。繁忙期は8月(お盆)と冬場(12月~2月)です。大学生でも、学業と両立できるようシフトを組んでもらえることが多いでしょう。では、具体的に葬儀屋でのアルバイトはどのようなものがあるかご紹介していきます。1. 通夜や葬儀での受付・誘導会場に訪れた弔問客を、速やかに受付・会場へ誘導するお仕事です。芳名帳と呼ばれるいわゆる受付表に、参列された方の住所・氏名や会社名を記入していただき、香典を受け取ったり返礼品をお渡しするなど、受付に関わる諸業務をおこないます。また、電話の応対やクロークがある場合は上着や大きい荷物を預かる、哀しみで動揺したり時に具合が悪くなる弔問客への気配りなど、臨機応変に道徳感・倫理感をもっての対応が求められるでしょう。そわそわ落ち着きが無かったりすると、ご遺族や弔問客を不安・不快にさせてしまうので注意しましょう。2. 通夜や葬儀での配膳・キッチンのサポート葬儀に参加したご経験のある方であれば想像がつくかと思いますが、通夜や葬儀では食事(通夜料理・おとき・精進落としなど)が提供されます。その際の配膳やキッチンのサポート・お茶出しなどを行うお仕事です。ご遺族の見えないところで、あわただしく動き回ることもあるでしょう。居酒屋や飲食店などのバイトとは異なり、元気よく笑顔での対応が求められるシーンではないので、TPOをわきまえた節度と思いやりのある対応が求められます。3. 生花の設営・サポート会場を彩るために生花スタッフと呼ばれる専門のスキルをもった職業の方が、会場で祭壇の飾りつけを行います。その際に会場への生花の搬入や祭壇への設営のサポートを行うお仕事です。生花の配達がある場合は、普通運転免許が必要となります。葬儀の終盤に棺に生花を入れる際のサポートや、最近では余った生花を持ち帰りやすく包んで、弔問客に配る場合もあります。4. 香典帳の作成香典をいただいた方の氏名や住所・会社名などを、正確にパソコンに入力し、香典帳を作成するお仕事です。データ入力するという仕事内容になるので、反復作業に自信のある方やタイピングに自信のある方に向いている仕事といえるでしょう。ただし、崩し文字や読みにくい文字の時には注意が必要なので、随時確認するようにしましょう。5. 霊柩車や配送・送迎などのドライバーご遺体を運ぶ霊柩車や葬儀に必要な資材の配送、ご遺族の送迎などを行う運転手としての仕事です。このバイトは普通運転免許証の取得が必須です。霊柩車が火葬場へ出発する際にはクラクションを長く鳴らしたりと、独特の慣習があることもわきまえておきましょう。場合によってはマイクロバスの運転などで、中型ないしは大型免許も必要になる可能性があります。また、ご遺族・弔問客と接するため真摯な態度や言動が求められます。6. 清掃・片づけ葬儀会場や控室・トイレなどの清掃や片付けを行うバイトです。大きな祭壇を片付けるというと大変そうに思えますが、祭壇にはキャスターがついていることが多いため楽に移動させることができます。ご遺族や弔問客と接する機会はほぼなく、人とコミュニケーションをとることに苦手意識がある方におすすめのお仕事です。7.警備葬儀会場や駐車場に不審者がいないかなどの見回り、駐車の誘導などを行います。多額の香典が集まるので、主に夜間の警備が必要な場合もあります。長時間にわたる屋外の立ち仕事のため、ある程度体力は必要でしょう。葬儀屋でのアルバイト|メリットは?葬儀屋でのアルバイトは以下のようなメリットがあります。コミュニケーションスキルが身につく生命の尊さ・大切さを学ぶことができる究極のサービス業と呼ばれる葬儀屋での接遇経験ができる社会人として必要なスキルを習得できる就活や転職の際に他の候補者では語れないエピソードを伝えられるいざ身内が亡くなった際に、経験が生かせる葬儀屋でのアルバイト|デメリットは?葬儀屋のアルバイトは以下のようなデメリットもあります。悲しみに暮れたご遺族と日々向き合うため、感情移入した場合、メンタルの負担がある盆棚や提灯やお返しものの運び込みなど、夏場を中心に力仕事が多い深夜などは時給はいいが、夜勤がきつい葬儀屋のアルバイト|平均時給は?葬儀屋でのアルバイト内容を紹介してきましたが、気になる時給について解説していきます。都道府県や勤務する葬儀屋の規模、また実際の業務内容によって、時給ないしは日給に差はありますが、平均すると時給1,400円~1,700円(当社調べ)ほどといわれています。葬儀屋のアルバイト|身だしなみは?服装は白いシャツに黒いスーツ・黒のネクタイ・黒い靴下やストッキング・靴も黒が基本です。スーツやシャツは貸し出してもらえることがあります。長い髪の場合はまとめ、前髪は目にかからないようにし、結婚指輪以外のアクセサリーは禁止です。髪色は黒が原則ですが、少し栗色でもOKの場合もあります。女性のメイクは薄化粧程度にします。派手な髪色やネイル・メイクはNGです。葬儀屋のアルバイトの面接での身だしなみ面接に際しては、第一印象が大事です。ラフな格好は避け、落ち着いた服装が望ましいでしょう。面接の日取りを決める際に、服装について聞いておくと良いですね。迷ったらスーツをお勧めします。まとめ葬儀屋でのアルバイトについてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。稚拙な表現にはなりますが、わかりやすい言葉でまとめると給料が高いアルバイトに分類されるかと思います。しかし、単に給料面だけではなく人の死に直面するうえでのご遺族の葛藤を生身で感じながら、すこしでも心穏やかに故人とお別れができる環境を整える、貴重な経験を得ることができます。この記事を読んで、すこしでも葬儀業界への興味を深めていただけたのであれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。お仕事が気になった場合は、アドバイザーに聞いてみよう!お仕事が気になる、話をもっと詳しく聞きたいという方はお気軽に「葬儀のおしごと」にお問い合わせください。業界に精通したアドバイザーがお仕事について詳しくご説明いたします。