ひと昔前はいわゆる終身雇用が当たり前で、最初に入社した会社で何十年もキャリアを築くのが当たり前でしたが、今ではその当たり前も大きく変化しており、自身のキャリアアップやキャリアチェンジとして転職という選択肢をとる方も増えてきており、転職がより身近な存在になっています。 そこで今回は気になる転職理由ランキングを紹介していきたいと思います。目次気になる転職理由ランキング第1位~第5位今回は、20~50代までの500人を対象にアンケートを実施しました。気になる転職理由のランキングを、5位から順に見ていきましょう。第5位:ヘッドハンティングされた(8人)5位は「ヘッドハンティングされたから」でした。優秀な人は働きぶりが取引先などから評価され、別の会社からオファーを受けることがあります。この場合、今の会社よりも条件や職場環境が良かったりするので、転職を決めるという人も多いです。こういった人は自分のことを客観的に見ることができる人といえるでしょう。また、ヘッドハンティングでは、その会社の欲しいポジションの人材を求めているものなので、交渉によってはある程度自分の希望を叶えてくれる場合もあります。特に今の仕事内容に少しでも不満がある人や環境に違和感を抱えている人は、好条件のある会社に転職するのは当然のことといえます。第4位:社風になじめなかった(26人)4位は「社風になじめなかったから」です。こちらも、採用面接ではすぐに見えてこないものといえるでしょう。自分の考えと会社の方針が合わなかったり、社員みんなが助け合って楽しく仕事をしたいと思っていても、実際は社内が常にピリピリして自分の思う雰囲気に合わなかったということが挙げられます。このようなケースでは、初めは我慢できたとしても、ストレスが次第にたまり、やがて我慢の限界を迎え、辞めて転職するといった場合が多いです。また、入社前は風通しの良いイメージを持っていたものの、実際は人間関係もぎくしゃくしていて、その場にいない社員の悪口や、会社の不満が聞こえてくるようになってしまえば、イメージと実際とのギャップに悩み、そんな環境にいる自分が受け入れられないと考えるようになることも。そのような思考に陥ると、転職したいと思うようになってしまいます。第3位:ライフスタイルの変化(43人)3位は「ライフスタイルの変化があったから」です。結婚をしたので、今後の子どものためにも転勤のない仕事に転職をした、親の介護で地元の会社に転職する必要があった、病気を患ってしまい肉体労働ができなくなったなど、そのときの状況や、個人の事情により内容もさまざまです。この場合、待遇や業務内容に不満がなく、仕事が好きだったにも関わらず転職したというケースも多いです。会社側もやむを得ない理由として、特に引き留められることもありません。そのため、転職する際の利用しやすい口実として使われることも。実際はライフスタイルに特に変化がないにもかかわらず、家庭の事情を理由として転職しようとする人もいます。こういった理由は会社と揉めたくない、穏便に辞めていきたい人にとっては無難な理由なのかもしれません。第2位:業務内容への不満 (108人)2位は「業務内容への不満があったから」です。会社の業務内容に興味があって応募し、採用されたとしても、実際に割り振られた業務は決して希望通りになるというわけではありません。この場合、業務が単純作業の繰り返しでつまらないと感じたり、希望の仕事をさせてもらえないため、日に日に辞めたいという意識が強くなり、業務に力が入らないようになってきます。また組織がトップダウンで、上司からの指示でしか動くことができない、自分から提案をしても聞いてもらえないといった環境の会社だと、上司から言われたことをこなすだけで仕事が面白くないと感じるようにもなってきます。ひとたび仕事への情熱が冷めてしまうと、仕事中でも転職サイトをスマホでチェックしてしまったり、次の仕事先や自分が活躍できる新たな環境を求めてしまいがちになってしまいます。第1位:待遇や職場環境への不満(153人)1位は「待遇や職場環境に対する不満があったから」でした。これらは就職時にはすぐに分かりづらく、実際に働いてみないと見えてこない部分といえるでしょう。例えば営業職であれば、厳しいノルマが課せられていたり、残業などして頑張って働いてノルマを達成したとしても、それが給料に反映されないといったことがあります。このような待遇では、真面目にやっても報われない、むしろ真面目にやるだけ損だと感じ、優秀な人は早々に見切りをつけて転職するケースが多くあります。また、職場環境ではパワハラやモラハラなどのハラスメントが日常的に行われていたり、残業代が付かないサービス残業が多いということが挙げられます。働くうえでは使用者と労働者との関係性は大切。相互にきちんとコミュニケーションがとれない会社ではこういった環境が往々にして存在しているので、仕事選びの際はきちんと見極めたいものです。マイナスな転職理由を面接でどう説明する?転職の際は必ずといっていいほど転職理由が聞かれます。面接官は何人も面接を行っているので、その場しのぎの理由は簡単に見抜かれてしまうことも。嘘をつかなければいけないというわけではありませんが、なぜ転職をしたいと思ったのか明確な理由と、転職先でも頑張ってくれそうなイメージを持たれるようなプラスの理由を話すことが大切になります。転職先を選ぶときの注意ポイント日本において転職は、どうしても良くないイメージを持たれがちです。何度も転職を繰り返していると、社会的に信用を失う可能性もゼロではありません。転職の際は、今回の転職理由が解消される会社かどうかをしっかり分析し、見極める必要があります。ランキングでも回答が多かった第1位の条件面について、第2位の業務内容について、どうして自分と合わなかったのか分析を行い、自分の考えや問題意識と結びつけて理由を話すと、面接官も納得してくれますよ。待遇や職場環境への不満があり転職した場合待遇や職場環境の不満を理由に転職する際は、まず自分の給料はどれくらいなのかを客観的に見極め、みなし残業はあるかどうかなどの残業の仕組みの確認、ボーナスや昇給があるのか、あればどういった評価基準で上がるのかなどの確認や、営業職などであればノルマがあるか確認することも大切です。これらの情報は就業規則で決まっていたり、求人票でも開示されなければならない情報になりますので、会社に入る前に質問しても何らおかしく思われません。疑問に思ったことがあれば積極的に尋ねてみましょう。業務内容への不満があり転職した場合業務内容の不満を理由に転職する場合は、面接時や入社前の説明をきちんとできていなかったり、ミスマッチが起こっているケースがよくあります。そのため、面接時に自分がどんな仕事を任されるのかを理解する必要があります。自分ができることや、やりたいことは具体的にどういったことがあるのかをメモなどに書き出して把握をし、事前に会社に伝えることができると、会社側とのすりあわせが上手く行き、将来的に自分のやりたい仕事に就ける可能性がぐっと高まります。転職先の探し方そうはいっても、具体的にどのような行動をとればいいのか分からない…。そういった人には、以下おすすめの2つの方法を紹介します。転職アドバイザーに相談する転職アドバイザーはマンツーマンで対応してくれるため、本音を話せるのが強みです。アドバイザーから自分が見ていない業界を教えてもらえることもあります。例えばあまり表に出てこない葬儀業界について。自分ではなかなか転職先として思いつかないですが、実はシフト制を採用していて自分の都合に合う働き方ができたり、ノルマがない会社が多かったりします。また、仕事内容も葬儀業界ならではの仕事内容があり、やりがいも高く、自分が働く意義を感じられる新たな側面を発見できますよ。転職希望先の会社の人に話を聞く実際に働いている人の話を聞くことで入社前と入社後のギャップを減らすことができます。その人の一日のスケジュールやより具体的な仕事内容、会社の文化や雰囲気などを知ることができます。面接ではありませんので、業務内容や条件面のさらに踏み込んだことや、人間関係のことまで、自分の気になることを聞いても、合否に左右されるということはめったにありませんので、気持ちも楽に話すことができるのではないでしょうか。まとめ今回は転職理由ランキングを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか? 細かな転職理由は人それぞれかと思いますが、転職する以上また同じことが起きないように慎重に転職先のことを調べることをおすすめします。 また、面接の際は今の会社の不満を伝えるのではなく、志望動機につながるような転職理由やキャリアプランなどを説明するよう意識してみるとよいでしょう。 最後までご覧いただきありがとうございました。お仕事が気になった場合は、アドバイザーに聞いてみよう!お仕事が気になる、話をもっと詳しく聞きたいという方はお気軽に「葬儀のおしごと」にお問い合わせください。 業界に精通したアドバイザーがお仕事について詳しくご説明いたします。